復元された上野寛永寺の鬼瓦
瓦用粘土採掘場

淡路島の瓦産業

淡路島の瓦づくりの歴史は約1400年前、
飛鳥時代まで遡ると言われています。
淡路島の瓦の窯元は全島で300社近く
も有りますが、その70%が西淡町に集ま
り、さらにその半数が津井にあります。
淡路島で製造される瓦は、一般的に淡路
瓦と呼ばれます。代表的な瓦と言えば、
いぶし瓦で400年以上の歴史をもってい
ます。いぶし瓦は、工程の最後に生ガス
を使って燻化を行うもので、瓦表面に炭
素膜ができ、淡い銀調の色艶を帯びた瓦
が出来上がります。
瓦づくりは「一に土、二に窯、三に細工」
と言われます。古くから瓦の製造に欠か
せない良質の粘土が淡路島には豊富に
産出され、淡路島は瓦の産地として、い
ぶし瓦では全国一、総生産量では三州
に続き全国二位を占めています。

瓦用粘土層

瓦の特長

高気密・高断熱化が進んだ現代の住宅は、部屋の結露、カビ・ダニが発生しやすく、ア
トピーや小児喘息などの病気を引き起こす原因にひとつと言われています。しかし瓦
は、空気が自由に出入りでき、また屋根全体のエアコントロールの役割も、自然換気
のかたちではたします。また、焼け付く夏の太陽も、冬の冷気もシャットアウト。屋根の
上から住まいを快適に保ち、冷暖房効果に大きく差をつけます。さらに瓦の原料は粘土

であるため無公害、環境に優しい屋根材です。スレート屋根にみられる風化によってア
スベストが飛び散る心配も有りません。また、酸性雨に強いのも特長です。

常に外界の厳しい条件にさらされる屋根。適切な施工による屋根瓦は、耐久性に優れ
ているため、丈夫で長持ち。また、色あせの心配がないため、金属・スレート屋根材の
ように塗装を塗り替えるメンテナンスも必要がありません。断熱性にすぐれた瓦屋根
は、毎月の冷暖房費も節約でき、長い目で見れば経済的な屋根材です。

 

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