兵庫県内には優れた伝統的技術技法によりつくられた手作りの
工芸品があります。ここに紹介します国。県指定伝統的工芸品
はいずれも兵庫の自然と暮らしの中ではぐくまれ、「用」と「美」
に独特の味わいを兼ね備えた生活用品として、人から人へ受け
継がれてきました。
兵庫バーチャルゾーンでは、兵庫の伝統的工芸品を毎月特別
イベントとして出来るだけ詳しく紹介いたします。

  兵庫県伝統的工芸品リスト

姫路白なめし革細工

白革なめしは、甲州印伝革と共に歴史の古い皮革製造法
です。古くは武将の鎧冑や馬具に用いられました。華やか
な染色の装飾性は受け継がれ、姫路白なめし革細工とし
て技術技法が伝承されています。
有馬の人形筆

有馬の人形筆の起源は、室町時代であるといわれていま
す。文字を書こうと筆を持つと、筆の尻から可愛い人形が
飛び出すからくり細工と絹糸を巻いて美しい模様を筆の柄
につけるのが特徴です。

有馬籠 伐採した竹を細かい手作業で竹ひごにし、さまざまな編み
組により容器等を編んで作られます。茶道向けの高価な
籠から、果物盛り器など多様な籠が作られています。
明珍火箸 明珍火箸は19世紀のはじめ、甲冑師がその技術を生か
して火箸を作ったのが始まりです。火箸の形は、20種類
ほどあります。最近では、火箸を利用して風鈴が作られ
ています。風鈴の澄みわたった音色は、逸品です。
杉原紙 兵庫県の中央部加美町で今日でも昔ながらの技術技法
ですかれている手すき和紙「杉原紙」の歴史は古く7世紀
後半と推定されています。大正末にいったん途絶えました
が、昭和45年昔ながらの技法が再現されました。
兵庫仏壇

兵庫仏壇は、江戸時代に仏具発祥の地京都において修
行した人がその技術を持ち帰り、京都の下請けとして仏
壇を製造したのが始まりと言われています。

城崎麦わら細工 細かい手作業により美しい模様を作り出す城崎麦わら細
工は、江戸時代享保年間に因州(現在の鳥取県)の在人
「半七」というものが城崎に湯治にきている間、宿賃の足
しにと麦わらを色とりどりに染めて、こま、竹笛などの玩具
に張り付け、麦わら細工を作りだしました。
丹波布 江戸時代に始まる丹波布は、明治ごろまでは「佐治木綿」
と呼ばれ、綿から紡いだ糸を縦横に用い、屑まゆから採っ
た「つまみ糸」を横糸に交織させるため、通常の木綿布と
風合いが異なっています。藍、栗の皮、こぶな草などの植
物染料を用いて染め上げた糸を持ちます。
名塩紙 名塩紙は、西宮の北部、武庫川上流、名塩川に沿った名
塩の里に、越前から抄紙技術が伝わったことから始まった
といわれています。雁皮に名塩周辺でとれる泥土を混入
して漉く独特の技法により生産されます。
美吉籠 吉川町では、古くから農業の副業として竹籠が作られてい
ましたが、明治18年戸田甚之助が竹細工土産品を創作
し、有馬湯治客に販売したのが始まりです。独自の網目模
様は、正倉院の宝物、華籠の技法を研究したものです。
赤穂雲火焼 江戸時代後期に始まる赤穂雲火焼は、大嶋黄谷により創
出されたもので、陶土不明、焼成方法不明の幻の焼き物
とされていました。昭和54年ごろから復元の取り組みがな
され苦心の末、昭和57年には復元に成功しました。
しらさぎ染 播磨地方の藍染物の歴史は古く、奈良時代より飾磨の褐
染として有名でした。江戸時代には、姫路藩が藍製造を藩
業として奨励したこともあり、藍染物の生産は大いに栄え
ました。明治時代に途絶えてしまいましたが、昭和44年に
しらさぎ染として復活しました。
姫路仏壇 姫路で仏壇が作られるようになったのは江戸時代です。
姫路地方には仏壇を立派に、大切にするという風土があり、
外観は、豪華、絢爛、重厚という特徴があります。
和ろうそく 江戸時代の姫路藩では、藩業で「和ろうそく」が製造され
ていました。
姫路独楽 江戸時代後期から明治初期に興ったとされる姫路の独楽
は、当初からさほど製造業者は多く有りませんでしたが、
販路は玩具問屋を通じて播州一円だけでなく、西日本各
地まで広がりました。
姫路張子玩具 張子は、ハリボテともいい、和紙を貼り重ねて作るもねで
す。江戸時代になって反故紙(不要になった和紙)が豊富
だった城下町で全国的に張子の人形や玩具が作られるよ
うになりました。
王地山焼 江戸時代末期の文政元年(1818年)、当時の篠山藩主
青山忠祐が王地山(篠山市河原町)の地に、京焼の陶工
欽古堂亀祐を招いて始めた藩窯がその発祥といわれてい
ます。中国風の青磁、染め付け、赤絵を主とした磁器窯。
丹波木綿 丹波地方では、宝永年間(1704−1710)、すでに良質
の綿が盛んに生産され、手織の木綿が製造されていまし
た。しかし明治以降、機械化による大量生産が進み、衰退
していきました。昭和49年に昔ながらの製法による手織
木綿を復活し、現在に至っております。
三田鈴鹿竹器 鈴鹿竹器は、良質な竹を求めて訪れた四国讃岐の竹細工
職人が技術を伝えたことが起こりといわれています。
播州鎌 播州鎌は、明治維新ごろ、一柳藩のお抱え刀鍛冶であっ
た藤原伊助が剃刀の製法を応用して打ち始めたのが起こ
りで、一名剃刀鎌ともいわれます。
播州山崎藍染織 宍粟郡をはじめ播州地方だはふるくから藍作りが行われ
いましたが、阿波徳島藩主蜂須賀家政が播州から藍を
移植し、阿波藍が発展するようになりました。山崎町も昭
和初期まで紺屋が多数有り、川戸縞と呼ばれる木綿縞を
始めとする藍染織りが織られていました。
淡路鬼瓦 淡路瓦の起源は、藤原京時代の窯跡の出土により、約
1300年前と言われています。一つ一つ手作りの鬼瓦は
装飾的な屋根材としてだけでなく、置物としても大変素晴
らしいものです。
    国指定伝統的工芸品リスト
播州そろばん 滋賀県の大津地方に始まったそろばんの製造が、大正年
間に現在の小野市周辺に伝わりました。
丹波立杭焼 瀬戸、常滑、信楽、備前、越前と並んで日本六古窯の一つ
に数えられ、その起源は平安時代末期までさかのぼります
。日本では珍しい「のぼりがま」(蛇窯)で焼かれます。
出石焼 絹の肌を思わせる「白磁」出石焼は、清楚な風情をもち、優
雅で気品にあふれ、その彫刻も素地の白を一層引き立たせ
ています。
播州毛鉤

播州毛鉤は天保年間に始まりました。虫に似せて作る毛鉤
は、わずか1cm足らずの鉤に数種類の鳥の羽を絹糸で巻き
付け、金箔、漆等を使用して、見事に仕上げられます。

豊岡杞柳細工 豊岡杞柳細工は円山川に自生するコリヤナギで籠を編むこ
とから始まり、城下町を形成した豊臣時代、産業として成立
しました。
播州三木打刃物 播州三木打刃物は、天正八年の三木城落城の後、町の復
興のために各地から大工職人が集まり、それに伴って道具
を作る鍛冶職人も多く集まった事から発展しました。

 

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