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姫路張り子
子供の頃お祭りや縁日で子供の人気玩具は、今も昔もお面が一
番でしょう。セルロイドなどで出来た人気キャラクターがいっぱい
竿の飾られていました。今はアニメーションのキャラクターが主流
ですが、昔の人気者はお多福、ひょっとこ、狐、桃太郎、金太郎な
どで、しかもお面は紙で出来ていたのです。昔ながらの伝統手法
で、現在も作り続けられております。
姫路張り子の歴史
昔懐かしい張り子のおもちゃは「はりぼて」とも云い、室町時代に中
国から伝来し江戸時代に入って全国各地で縁起物や祭りのおもち
ゃを作る様になって発達して来ました。
明治初期から生産。明治初年、姫路城下に住む豊国屋直七が大阪
で製作技法を習得して帰り、作り始めたののが始まりと言われてい
る。創始者直七の後は、その娘婿で刀鍛冶職の松尾熊吉と実弟の
松尾常吉が継承して張り子玩具を制作。戦後は、卸問屋の消滅で
従来の販路は縮小されましたが、「松尾の面、姫路面」と呼ばれ多く
の子供たちに夢を与えています。
現在は、豊国屋直七から数えて4代目の匠 松尾隆が直接製造し、
全国各地へ送り出しております。
現在は、用途も変わってきました。家の棟上げ、各地方の祭り、各
行事などに使われています。その他郷土玩具愛好家の好まれ、装
飾等にも用いられております。
姫路張り子の製造
1.張り子の型は、主に瓦型を使用します。
2.型に生地の紙が離れやすいように食用油を塗ります。
3.瓦型の周りに幅1寸ほどの「りき」を張る。
「りき」は、新聞紙を三枚重ねて作り、面の外枠の補強用。
4.瓦型全面にふのりを塗り、生地の紙を張ります。生地の紙は、
昔ながらの反古紙を使用します。
5.生地を張り付けた瓦型は「ホロイ」と呼ばれる木製の乾燥箱で
30分〜40分かけて乾燥させます。
6.乾燥した生地を瓦型より外します。
7.面の周囲のギザギザを「フチダチ」し、生地張りを終わります。
8.「焼け火箸」で目と鼻をあけます。
9.ニカワと胡粉を混ぜて、面全体に塗り天日乾燥をします。
10.乾燥した面に注文通りの絵付けをします。
11.仕上げ塗りをして完成です。
姫路張り子の種類
「動 物」 狐、狸、犬、猿、きじ、熊、うさぎ、猫、獅子、虎、雀
「妖 怪」 河童、カラス天狗、土蜘蛛、三つ目、般若、天狗、鬼
「人 物」 お多福、ひょっとこ、桃太郎、金太郎、おじいさん、
おばあさん、牛若丸、弁慶、太閤、五右衛門、楠公、
業平、松風、清正、五郎、七福神、侍、狩人、獅子かむり
お菊、黒人、ピエロ、のんきな父さん、潮吹き、巴御前・・・
「その他」 半面、張り子の虎、だるま人形、獅子頭、ボテかつら
姫路の三ッ山大祭、姫路の一ッ山大祭の祭り玩具。
姫路張り子の体験教室
姫路、書写山のふもとの「姫路市書写の里・美術工芸館」で毎週、
金曜日・土曜日・日曜日・祝祭日に、匠の姫路張り子の実演と張り
子の絵付け体験教室を開いております。
お問い合わせ先
姫路市 書写の里 美術工芸館
兵庫県姫路市書写1223番地
TEL:0792-67-0301
松尾 隆工房
兵庫県神崎郡香寺町田野1042−21
TEL:0792-32-7762
FAX:0792-32-7762
姫路張り子は城下町姫路の面影を残す郷土玩具です。手作りの
ぬくもりを感じて「ホッ」としていただければ幸いです。
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