いかなご
スズキ目の海魚。西日本では「いかなご」、東日本では、「こうなご」と呼ばれ
る。かますの幼魚に似ているので「かます子」ともいう。英名「サンドイール」。
冷水を好み、水温が18度Cを越えると砂に潜って冬眠ならぬ「夏眠」をする
性質があります。6月〜11月ごろまで夏眠し、眠っている間に成長します。
12月頃に目を覚まし産卵をします。
マッチ棒より小さい稚魚を「こな」、3年ものの大きいのは「ふるせ」と呼び、成
魚になると20cm以上になります。
生後1年以上の「ふるせ」漁は1月20日頃から解禁になり、「こな」は乱獲と
枯渇を防止するために、成長状況や分布状況を調査された上で3月頃から
網おろしが許可されます。
いかなごの釘煮
釘煮にするには「こな」でなければなりません。「こな」がとれるのは、たった
ひと月しかありません。この時期、兵庫県の魚屋さんの前に長い行列を作っ
て主婦は「いかなご」を買います。各家庭に伝わる「釘煮」の方法で炊きあげ
られ、その日から食卓にあがり、また各地にいる知り合いにも送られます。
新鮮な「いかなご」を炊きあげると、折れ釘のように曲がって煮上がります。
炊きあがりが、赤さびた折れ釘のようなので「釘煮」と呼ばれています。
水産加工所では、大きな鍋を使わないで、5kg位入る鍋をずらっと並べて
炊きます。煮上がるまで絶対に触らないのがこつで、あくを取りながら約1
時間ぐらい炊き、鍋の縁が焦げる一歩手前まで、強火で炊きます。
料理法
釘煮の一般的な料理方法は
材 料
新鮮ないかなご 1kg
醤油 1カップ
砂糖 200g
古根生姜 20〜30g
1.鍋に、醤油と砂糖を入れ沸騰させる。
2.沸騰させたところに、細かく切った生姜と「いかなご」を入れる。
3.アルミホイルなどの軽めの落とし蓋をのせる。
4.泡で包むようにして強めの中火で煮詰める。
5.煮上がるまで絶対にかき混ぜない。
6.鍋の縁が焦げる一歩手前で火を消す。
7.鍋返しをして煮汁を全体にからませる。
8.ざるの上などに広げ、余分な煮汁を落とす。
9.荒熱が取れれば出来上がり。
(以上の方法に照りを付ける為、味醂や水飴を加える方法もある)
その他「いかなご」の料理方法
「こな」の釜揚げ
「ふるせ」の釜揚げ
「ふるせ」の柳川鍋
「こな」のかき揚げ
「ふるせ」の塩焼き
等色々な食べ方があります。