兵庫県 旬の色彩
しゅんぎく
花も葉も菊に似ているところから、シュンギクの名があります。
「歴史」 原産地は、地中海沿岸とされていますが、ヨーロッパでは主に観賞用としてさいばいされています。 アジアに伝わる過程で食用として栽培されるようになったと考えられています。 現在食用として利用している地域は日本、中国、インド、東南アジアなどです。 日本へは室町時代に伝わってきたとされており、コウライギク、リュウキュウギク、ローマギクなどの名前で呼ばれていたことから、朝鮮半島、沖縄などから渡来してきたと思われます。 関西では、「キクナ」と呼ばれています。
「品種」 葉の大きさ、欠刻の深さから丸葉の大葉種、切葉の中葉種、小葉種に大別されます。
大葉種は葉の欠刻が浅く、葉肉は厚く、香りは少ない。 おたふくの系統もこれにふくまれます。 主に中国・九州地方で栽培されています。
中葉種はその草姿から株立ち、株張りの2つの系統に区別されています。 株立ちは伸長した茎葉を順次摘み取り収穫し、主に関東で栽培されています。 株張りは株ごと抜き取り収穫するタイプで関西で栽培されています。
小葉種は欠刻が深く、葉肉は薄く香気が高く、耐暑性、耐寒性ともに強い特性がありますが、とう立ちが早く、収量も少ないので現在はあまり栽培されていません。
「特性」 キク科キク属の一、二年生草本、一般に長日条件下で花芽が形成され長日、高温条件下でとう立ちをします。
花は白あるいは黄で、赤花はえぐみが強いです。 トンネル栽培、ハウス栽培で周年栽培が出来ます。
「栄養分とその働き」 カロチンは群を抜く多さです。 その他にもビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄が豊富です。 カロチンは、生食よりゆでたほうが体内での吸収率がアップします。 植物繊維が豊富なので、整腸作用も期待できます。
「鮮度の見分け方」 葉のいろが濃く、葉がたくさん付いているもの、葉が短く細いものを選びます。