生石神社(おおしこ)鳥居
生石神社(おおしこ)社殿
石の宝殿は、宮崎県霧島神社の天逆鉾・仙台塩釜神社の塩釜とならん
で日本の三奇の一つに数えられています。いつ、誰が、何の為に作られ
たのか、不思議な石造物として訪れた人の目を驚かせています。

石の宝殿は、生石(おおしこ)神社のご神体として祭られています。

交通:JR山陽線 宝殿駅下車 徒歩15分
    山陽電鉄 伊保駅下車 徒歩30分
鎮乃石室(しずのいわや)右側面
鎮乃石室(しずのいわや)左側面
鎮乃石室(しずのいわや)背面

史跡 播磨の國石乃寶殿 生石神社略記 抜粋

 神代の昔大穴牟遅(おおあなむち)少毘古那(すくなひこな)の二神は天津神
の命を受け国土経営もため出雲の国より此の地に座し給ひし時 二神相謀り
国土を鎮めるに相應しい石の宮殿を造営せんとして一夜の内に工事を進めら
るるも、工事半ばなる時阿賀の神一行の反乱を受け、そのため二神は山を下
り数多数神々を集め(当時の神詰 現在の米田町神爪)この賊神を鎮圧して平
常に還ったのであるが、夜明けとなり此の宮殿を正面に起こすことが出来なか
ったのである、時に二神宣はく、たとえ此の社が未完成なりとも二神の霊はこ
の石に籠もり永劫に国土を鎮めんと言明されたのである以来此の宮殿を
石乃
寶伝、鎮の石室と稱して居る所以どある。

鎮の石室(通称 浮石)の容姿と行程

 鎮の石室は、三方岩壁に囲まれた巨岩の殿営で池中に浮く東西に横たわる
姿である。その容積は三間半(約7メートル)四方で棟丈は二丈六尺(約6メー
トル)である。この工事に依って生じた屑石の量たるや又莫大であるが、この
屑石を人や動物に踏ませじと一里北に在る霊峰高御位山の山頂に整然と捨て
置かれて居る。池中の水は霊水にして如何なる旱魃に於いても渇することなく
海水の満干を表はし又万病に卓効あるものと言われて居る。

鎮乃石室(しずのいわや)下面

竜山石(宝殿石)

 竜山石は白亜紀(約1億年前)の火山活動によって噴出した火山灰が凝固して出来たもので、流紋
岩質溶結凝灰岩がその学名です。慶長時代にはすでに、竜山石の名で知られていました。
 古代では、大和朝廷時代に石棺として使われていましたが、宝殿石の名の起源となった「石の宝殿」
は、石山の中腹にある約500トンの浮石で、生石神社の祭神として祭られています。
 天保年間、池田輝政が築城した姫路城の石垣土台石等の建築構造資材として、大量に使用されま
した。明治・大正・昭和初期には、すぐれた建築資材として盛んに活用され、日本帝国ホテル、国会議
事堂、皇居吹上御苑等建築物を飾りました。
 現在では、公園や河川等の石垣用の雑割石のほか、緑石が主用途の延石、厚さが2〜20cmの板
石などが産出されている。
 竜山石は、青・黄・赤の三色があります。


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